popoponnponpopo’s blog

吃音者あるある

吃音者あるあるネタを書きます。

 

■「全然普通に喋れてるじゃん!」と言っていただけるが、そもそも「今喋れてない」という瞬間を「吃ってるな」と認識されないんだってことを伝えたい

吃音って声が出ない症状も一つあるけど、声が出てない時ってそもそも周りに「声が出てない」と認識されるのでなく「黙ってるだけ」と認識される。声が出ている時だけ「喋れているか吃っているか判定されるモード」に入られるから、難発がメインの人は吃音だと認識されなくて、勘違いされる。

「難発」・・・吃音の二大症状の一つで、声が喉から出ないこと

「連発」・・・吃音の二大症状の一つで、第一声をつっかえまくること

だけど実は「今超立派に、言語障害出てます」って感じになってる。だからただ単に「シャイな人」扱いされたり、たまに「飲み会なのに全く喋らない空気読めない人」扱いされたりする。物理的にはそういう人たちと同じだけど、シャイとかでなく物理的に声が出せなくなってしまう時がある人間なんだって思う。

 

■「気にしないでいいのに」と言ってくださるが、気にしなかろうが吃るし、実際吃ったら周りが気にするからな(でも『気を使ってくれて、ありがとう』)

まず大前提として気を使ってくれる方にはありがとうと言いたい。

次に、吃音は気にしなかろうが症状が消えたりしないってことを言いたい。気にしてるから吃るのではなく、普通に吃る。北野武に「なんかビクビクしてるけど緊張しないでいいよ」って言う人いないけど、それ系と同じに感じる。緊張がどうたらではない。でも、ありがとう。

それに実際吃ったら「採用されない」「職業選択の幅がめっさ狭まる」「周りに気にされる」「変な目で見られる」「気にしないで飲み会で黙ってるとKYみたいに扱われる」などなど、普通に「周囲が気にしてるやんけ!」ってことの方が多い。電話対応なんかでオボオボしてたら上司が気にするし電話相手も変に思うだろう。吃音者自体が気にしてようが気にしてなかろうが、あんまり意味が無い。周りが気にする。俺は気にしてない。でも、ありがとう。気を使ってくれて本当にありがとう。励ましてくれてありがとう。だってありがたい。

 

■面接で吃音と言ったら落とされるから隠して入社する(面接では流暢に喋れる時がある)が、もちろん入社後に面接時より静かになってしまい、飲み会で声が出なくなってしまい、なんか面接官にがっかりされる

僕はこれで研修終了と同時にクビになってしまいました。特技なしの文系で中途入社でITとなると将来管理職とか期待されてコミュニケーション能力高い人を採用したかったんだろうなと首になってから思った。面接ではなぜか超流帳に喋れたりするのが吃音者の厄介な所で、面接官から見ても判別できないからめんどくさい人種だと思います。もう自分はIT業界には向いてないんだなと分かったので面接に行くことも騙すことになってがっかりされてその上向いてないという残念なことになり申し訳ないので行きません。

僕はもう20代後半なのですが、大学生とかの場合、仮に吃音とかがあっても「吃音がハンデにならない職種」でなく「やってみたい職種」にチャレンジしがちな気がするけど、それってけっこう企業側からしても吃音者側からしても微妙な気がする。個人的には子供が吃音者だと子供時代に親が理解し、いわゆる手に職(しかも喋りが関係ないやつ)をつけさせてあげるという方向に育ててほしい。その方が僕みたいにやりたいことやろうとして文系行って何のスキルも育たずに大学終えてそっから「あ、」って気づいてしまうようなことにならないから。

手に職と言ってもいろいろありますよね。古いイメージでは大工、看護師とか?でも看護師なんか喋りまくるよね。辛いよね。家でリモートワークできるやつとかいいんじゃないかな。実力無いと儲かるか分からないけど、IT系(ウェブ系、アプリ系)、何か作る系(CGとか)、絵系(何個も描いてれば10万はいけるさ)、あんま思いつかないけど。個人的にはプログラム関係がいいんじゃないかなわからんけど。

 

■飲み会で全く声が出なくなるから行きたくない

なぜ飲み会で特に声が出ないかというのはこういうことです。

  1. うるさいから音量でかく喋らないといけない
  2. 音量上げて喋って吃り散らすとはっきり言って客観的に超キメェことになる
  3. 超キメェことになりたくない
  4. 喉が緊張して声が全く出なくなる
  5. 『あいつなんで来たの?』みたいになる

大学生の時何度飲み会で無言になってKYみたいな扱いになって辛かったかと思う。事情があろうが、確かに実際物理的には単なるKYなんだから仕方ないとも思う。吃音になってしまっているのだから、その上でどう飲み会を乗り切るかを考えてみるけど、得策が無さそうすぎて諦めてる。できる限り愛想よく断るか、同じく喋るのが苦手そうな人と縮こまって「一応楽しんでますよ、気にしないで、楽しんでるから空気悪くならないで」感を出すか、そもそも飲み会が多そうな会社に入らないようにするとか一応しようとしてる。

 

■人に話しかけるのが難しい

遠くの席に友達がいるとする。そして話しかけようと近づく。気づかれてない状態で話しかけようとして仮に吃ったとする。すると超キメェことになる。誰も自分が何をしようとしているのか認識できていないまま、独りで立ちながら「お、、お、、お、、、お、お、、、クッ、、、」とか言い出すということになる。一人で立ちながら。で後ろで呻きだされた友達は「なんだ!?」ってなるだろう。仮にこの友達が理解してくれている人だったとしても、数秒間横で急に「お、、、お、」とかなってる人がいても、待つしかできない気がする。うーん。

これの対応策としてはなるべく声を出すより前に先に「相手の視界に入り、片手をあげてから話そうとする」というようなアクションを入れるなどがあると思うけど、これができない場合もあり、その時はもう話しかけるのは難易度高い。

例えば「挨拶」。「おはようございます」や「お先に失礼します」が本当にキツイ。これが出ない。本当にキツイ。喉から出てこないからドアの前で若干行ったり来たりして「…ォぉすきにすつれいします!」みたいになってる人いたらたぶん吃音者です。本当に会社の挨拶はキツイ。フロアに聞こえるように大きな声出さないといけないし、つまりミスったら超キメェことになるし。これが一番キツイかもしれない。毎朝毎晩辛かった。きつかった。(ニートだけど思い出すだけでも疲れる)

 

■「私コミュ障だから~w」とか言ってる人に勝手に勝った気になる

俺の方がコミュ障だし

 

 

個人的には吃音はもう諦めてるので理解されようがされまいが、それのせいで社会にうまく適合できなかろうがわりともうどうでもいい。それよりも他の病気の方が辛い。吃音は見た目に出てこないからまだいい。

できれば、飲み会で黙ってる人がいたら空気悪くなるみたいな雰囲気あったら、できればやめてほしい。黙る人もいて別にいいじゃないですか。確かに障害者ですし、若干話にノれないですよ。だけど別にええやん黙っててええやん、怒らないでくれよおじさん。喋れないんじゃ。吃音者だってたまに就職するんじゃ。黙ってるくらいで怒らないでくれよ。それは思う。それ以外は大抵は「いや、喋れない僕が悪いです、なるべく迷惑にならないところに行きますので許してください」って感じ。

あと吃音者に思うこと。これはLGBTとかでもそうだけど、あくまでも自分はその社会のマイノリティなんだから、理解してくれたらありがたいレベルで思っといて、あんまり「理解してくれない人はダメだ」みたいに思わない方が良いと思う。だって自分が健常者だったら吃音者にそこまで気向かないし。「こういう励まし方されたくない!」とか言われても「知らんがな」って感じだと思うし。親切を要求するのは違うと思う。もちろん今車いすの人にされているような社会的な配慮は今後どっかのタイミングから生まれたらうれしいけど、それは別として。